top of page
  • Taki

Guardian記事解説:2022ワールドカップ日本VSクロアチア

更新日:5月4日



2022カタールワールドカップのベスト16でクロアチアを前に散った日本代表。彼らの戦いは海外ではどのように報道されたのでしょうか?


今回はイギリス・ガーディアン紙の記事を解説していきます!



原文


Farewell Samurai Blue. Japan have enriched the World Cup with stunning comebacks against old champions, indefatigable spirit and a passionate desire to upset the football hierarchy, but the formidable weight of history proved too great in Qatar. Their own, and Croatia’s.


History repeated itself in this last‑16 tie as Croatia prevailed in a penalty shootout after extra time. As they do. Six of their past seven knockout games at major tournaments have lasted 120 minutes, with the exception of defeat against France in the 2018 World Cup final, and the smallest country left in the competition are defying the odds yet again. Japan exited agonisingly short of a first ever quarter-final appearance. As they do.


Four times Japan have reached the last 16 and four times they have tasted defeat, twice on penalties. Hajime Moriyasu’s team were showered with praise after defeating Germany and Spain to top a difficult group but, facing their own fans and a chance to break new ground in the shootout, they froze.



※Farewell さらば、Enrich 豊かにする、Indefatigable 疲れない、Formidable 恐るべき、Prevail ~に打ち勝つ、Defy ~に逆らう、Agonisingly 苦痛を伴いながら



日本語訳


さらばサムライブルー。日本代表は、旧王者に対する見事な逆転劇、不屈の精神、そしてサッカー界のヒエラルキーをひっくり返そうとする情熱でワールドカップを盛り上げてきたが、カタールでは歴史の重みがあまりにも大きいことが証明された。自分たちの、そしてクロアチアの歴史が。


クロアチアが延長戦の末にPK戦で勝利し、ベスト16ラウンドで歴史は繰り返された。彼らはまたやった。主要大会での過去7回の決勝トーナメントでのゲームのうち、クロアチアは2018年ワールドカップ決勝のフランス戦を除いて6回が120分間に及んでいる。今大会に残っている中で最小の国(=クロアチア)はまたしてもオッズを覆している。日本は史上初の準々決勝進出にあと一歩及ばず、辛くも敗退した。彼らはまたやった。


日本はこれまで4度ベスト16に進出し、4度敗退を味わっている。そのうち2度はPK戦でだ。森保一監督率いるチームは、ドイツとスペインを破り難しいグループを首位で通過したことで賞賛を浴びたが、自国のファンを前にし、そしてPK戦で新境地を開くチャンスを前にして、固まってしまった。



重要表現


Stunnnig comebacks


「見事な逆転劇」という意味です。ここではagaist old champions(=ドイツとスペイン)なので、グループステージでの2試合のことを表しています。Stunnigという表現はプレーや戦いぶりを褒めるときによく使われますよ。Comebackは先制点を奪われてから勝負の土俵に戻って(=come)来る(=back)ということですね。



Upset


この場面では動詞として「~をひっくり返す」という意味で使われていますが、名詞として「番狂わせ」という意味で使うこともできます。日本語でよく言う「ジャイアントキリング」ではなく、こちらが用いられることが多いです。



Last-16


ベスト16のことはLast 16と言います。今回はtie(対戦)の前で形容詞として使われているのでハイフンがついています。ちなみにベスト8はQuarter final、ベスト4はSemi final、決勝はFinalです。



Penalty Shootout


「PK戦」という意味です。文中にも出てくるように、単にPenaltiesやShootoutと表すこともできます。



Knockout


ワールドカップのように、グループステージと決勝トーナメントで分かれている大会の場合、前者をGroup stage、後者をKnockout stageと呼びます。



Defeat


Lossの他に「負け」を表す単語としてDefeatがあります。文中の"defeating Germany and Spain"のように、動詞として使うと「~を打ち負かす」という意味になるので注意が必要です。





サッカー特化型オンライン英会話PlayOn!では、このようなサッカーに関する表現を実際の会話の中で使いながら、より深く実用的な英語を学ぶことができます。


詳しくはこちらをご覧ください!

bottom of page