徹底討論!サッカー選手に英語は必要なのか?
- Taki
- 3月28日
- 読了時間: 9分

どうもTakiです!
近年英語の重要性が声高に叫ばれるようになり、世界と戦うには英語は必須とまで考えられるようになりました。
では、それは海外で活躍するプロサッカー選手にも当てはまるのでしょうか?
もっと言えば、サッカーをプレーする子供たちやサッカーを観るのが好きなファンなど、サッカーに関わる全ての人にとって、英語はどれほど重要なのでしょうか?
そこで今回は、「サッカー選手に英語は必要なのか?」をテーマに、KickLexを運営する株式会社Rodansnapの岡田社長へインタビューを行いました。
岡田社長の英語に対する考えや自社サービスに込めた思い、さらには自らが描く将来像まで熱く語ってくれました。
ぜひ最後までご覧ください!

Taki:岡田社長、本日はよろしくお願いします!
岡田:よろしくお願いします!
Taki:では早速ですが本日のテーマが「サッカー選手に英語は必要なのか?」というところで、ずばりこの質問に答えるとするとどうでしょうか?
岡田:私は必要だと思いますね。まず海外でプレーしているプロ選手について言うと、私はサッカー選手といえどビジネスマンと同じようなものだと考えているんですよね。ビジネスマンってコミュニケーションを取らないと仕事にならないじゃないですか。それと同じで、サッカー選手であったとしても、同じ場所で仕事をする人としてチームメイトと円滑な関係を築くには、やっぱりコミュニケーション手段としての英語は必要だと思います。
それから海外でプレーしている選手でなくとも、サッカーをやるなら世界、特にヨーロッパを目指せというのは最近よく言われていますよね。それが実際に実現している選手もたくさんいますし、彼らは実際に英語を喋っているので、サッカー選手ならば英語はやっておいて損はないと思います。
Taki:なるほど。ただ一方で、サッカー選手はピッチ上で結果を出すことが本業なんだから、結果さえ出せば英語なんていらないという意見の人もいると思います。そのような意見にはどのように答えますか?
岡田:そうですね、これもビジネスに置き換えて考えてみると良いと思います。私は今の会社を立ち上げる前に営業をやっていたんですけど、上司からも部下からも嫌われているのに成績は全国トップみたいな人がいたんですよね。そういう人は他の会社にもいると思いますし、サッカー選手でもコミュニケーションは全く取れなくてもトップになれる人はいるとは思います。
ただそれって再現性がないんですよね。そうじゃない人の方がはるかに多いので。だから失敗するリスクを減らすという意味では、英語は絶対にできないよりできた方が良いと思います。
Taki:つまり全員が英語がなくても生き残れる訳じゃないからやるに越したことはないということですよね。
岡田:そうですね。
「英語ができていればもっと現状を打破できた」

Taki:わかりました。では、実際に現在海外で活躍している日本人選手たちの英語の実力はどうなんでしょうか?
岡田:今本当にトップでやっている選手たちはほとんどできると思います。インタビューなどを見ていても普通に英語で対応していますし、一昔前よりは確実にできるようになっていますよね。
Taki:実際に選手たち自身の口から英語の重要性を聞くこともありますか?
岡田:ありますね。それこそ元日本代表の岡崎慎司さんは弊社の理念に賛同してくれて、株主の一人として支援いただいています。岡崎さんは英語ができていればもっと現状を打破できたんじゃないかという場面が現役時代に多くあったそうで、その経験から今弊社をサポートしてくれています。他にも、英語力不足によって自分が言いたいことを伝えられずもどかしい思いをしているという声はやはり多いですよね。
Taki:そうなんですね。
岡田:なので、スピード、スタミナ、フィジカルといったサッカーで必要な要素があるとするなら、トップの選手たちは英語力も同じ粒度で考えていますね。
Taki:一方で、一般的に日本人は英語に苦手意識を抱えている人が多いと言われていますが、その点についてはいかがでしょうか?
岡田:そこに関しては、学校での英語教育が受験勉強を目標としていることが大きな理由だと思います。受験のための英語の勉強法と英語が喋れるようになるための勉強法はよく混同されているように感じますが、実際は全くの別物です。受験で問われる複雑な長文読解能力や翻訳能力というのは、英会話に必要なテンポの良い文章構築能力や発話能力、聞き取り能力とは異なっています。学校で前者にばかり注力しているがゆえに、本来養われるべき他の能力の発達が疎かになっているのです。
英語が話せるようになりたければ、受験勉強だけでなく英会話のためのトレーニングもしなくてはなりません。英語学習は圧倒的に子供の頃からやった方が有利なので、小さいときから目的に合った正しい勉強法で行うことが重要だと思います。
サッカーを用いて楽しく英語を学ぶ
Taki:ではそのような現状を踏まえて、岡田社長がサッカーに特化した英語サービスを設立した経緯についてお話ししていただこうと思いますが、いかがでしょうか?
岡田:わかりました。私は英語に関するビジネスに10年以上携わってきたのですが、その中で様々な英語学習者に出会ってきました。当然できる人もできない人も様々でしたが、できる人は本当に継続力があったんですよね。すごいシンプルなんですけど、英語っていうのは継続すれば誰でもできるようになります。
例えば私が以前働いていたフィリピンでは、国民の90%以上が英語が喋れたんですよね。だから彼らと同じように、日本人でも英語は誰でもやればできるようになるんです。
しかし逆に言えば、英語は継続せずともすぐに結果が出るものではありません。よく「短期間でスコアUPします」みたいな宣伝文句を見ることがありますが、英語の勉強はスタートしたら終わりはありません。筋トレと同じで、結果を出すには時間がかかるし、かつやらなくなるとすぐに落ちていってしまうんです。
なので、新たな英語サービスを開発するとなった際に、継続性を最優先事項として考えました。継続してもらうには、自分が好きなものや身近なものを題材とする必要がある。そうなると、サッカーは世界中に何億人と言う選手やファン、関係者を抱えるスポーツで、英語圏であるイギリス発祥ということもあり、すごくフィットするなと思いました。私自身幼少期からサッカーをずっとプレーしてきて、サッカーを通じて様々な国籍の違う人たちとも仲良くなってきました。これなら自分が熱量を持って仕事できると思いましたし、何より受講してくれる生徒さんたちも楽しく英語を学んでくれると確信したため、サッカーと英語を掛け合わせたサービスを提供しようという決断に至りました。
Taki:そのような経緯があったんですね。では、我々が提供する主要なサービスとしてサッカー特化型オンライン英会話PlayOn!がありますが、こちらについてもご説明お願いします。
岡田:はい。PlayOn!は「サッカーで英語を学び、英語でフットボールを学ぶ」をコンセプトとした、今までにないオンライン英会話です。基本的には英語初級者~中級者の方向けのコンテンツと、中級者以上の方向けのコンテンツに分かれています。初級者~中級者の方向けには、日常会話の内容をサッカーに置き換えた教材を用いています。例えば、普通の英会話だったら「好きな食べ物は何ですか?」などといったところから始まると思いますが、PlayOn!では「好きなサッカー選手は誰ですか?」といったような質問をします。こうすることで、サッカーの話題を用いながら、小中学生レベルの英語を楽しく学べるレッスンを提供しています。
中級者以上の方向けには、サッカーをプレーする際に使われている表現や戦術に関する表現を学びながら、より実践的な会話を行う教材を用意しています。この教材はロンドンで実際にサッカービジネスに携わるスタッフが開発したものなので、本場で使われている生の英語を学ぶことができます。
Taki:なるほど、確かにこうしたサッカーに特化した英会話というのは今までにありそうでなかったですよね。

サッカーの現場で使える英語を教える
Taki:生徒さんたちからの声はいかがですか?
岡田:ありがたいことにすごく好意的な意見をたくさんいただいています。やはり自分が大好きなサッカーに関する話題だからこそ楽しく続けられているという方は非常に多いですね。
Taki:やはりそうなんですね。実はPlayOn!は一般の方だけでなく、現役日本代表選手を始めとしたヨーロッパでプレーする選手にも多数ご利用いただいていますが、そのような選手たちの声はいかがですか?
岡田:プロ選手に関しては1年ほど前からレッスンの提供を始めたのですが、全ての選手が辞めることなく今まで続けていただいています。「だんだん言いたいことがスッと言えるようになってきた」、「最初は何を言っているかわからなかったがだんだん聞き取れるようになってきた」といったことは皆さんおっしゃりますし、実際に学んだフレーズを次の試合や練習、インタビューで使えたという報告もいただいています。なので本当にサッカーの現場で使える英語を教えられていると思いますし、私たちも選手たちの飽くなき向上心に応えられるように日々コンテンツ開発に取り組んでいます。
サッカー界と日本を変えるために
Taki:選手たちが海外でもっと活躍していけるように私たちもより一層励まないとですね。では最後に、岡田社長が英語を通じて日本のサッカー界や、より広く日本の未来をどのように変えていきたいか、という思いがありましたらお聞かせください。
岡田:言語っていう壁を取っ払いたいという思いが強いですね。本来日本人の持っているポテンシャルはすごいと思うんです。でも英語が大きな壁となってそのポテンシャルを発揮できていないことが多いですよね。サッカー選手でも、英語が理由で海外で苦しむ選手は多くいます。そういった言語の壁を取っ払って、彼らがサッカーに集中できる環境を作ることができればと思っています。
また、プロサッカー選手になれなかったとしても、サッカーを通じて英語が話せるようになれば選択肢は大きく広がります。そうしてより多くの若者が海外に出て世界を見れば、日本をどのように変えていくかということも考えると思うんですよね。そうすれば、日本もより良くなっていくと思います。
そのためにも、「ここでやれば本当に英語ができるようになる」というサービスを作り上げたいです。絶対に英語ができるようになることが保証されているようなサービスはまだないと思います。今はそれを実現するために本気で取り組んでいるので、これからもチャレンジを続けていきたいです。

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