監督は英語で何と言う?4つの異なる表現を紹介!
更新日:10月12日
サッカーの監督のことを英語で何と言うか知っていますか?
日本語では「監督」という単語しかありませんが、実は英語では様々な言い方があるんです!
今回は「監督」を意味する表現を4つご紹介していきます!
|Manager
「監督」の直訳として真っ先に出てくるのがこのManagerという単語です。
Manageが「~を管理する」、「~を監督する」という意味の動詞なので、Managerは「管理する人」、「監督する人」という意味になります。
日本語で「マネージャー」と言うと部活動や芸能人の仕事のアシスタント役をする人を指しますが、英語ではより大きなチームや企業の責任者のことを指すので気を付けましょう。
|Head Coach
Managerと並びHead coachもよく使われる表現です。
スポーツチームなどで選手の指導をする人全般のことをCoachと呼び、そのHead=長ということでHead coachが監督を表します。
日本語では監督がチームの最高指揮をとる人、コーチが監督の補佐として働く人というように両者が明確に分かれていますが、英語だと監督もCoachの一員として扱われるのです。
ちなみに日本語で言うコーチはAssistant coachと呼ばれます。
|Boss
BossはManagerやHead coachよりもカジュアルな表現です。
親しみをこめて監督のことを呼ぶときに使います。
日本語で「ボス」と聞いて想像するような怖いニュアンスはないので安心して使ってくださいね!
|Gaffer
Gafferは監督を表すイギリスのスラングです。
あまり馴染みのない表現かもしれませんが、特にプレミアリーグの選手のコメントなどを見ていると頻繁に出てきます。
ネイティブっぽいカッコいい表現なので覚えておきましょう!
|それぞれの違いは?
Manager、Head coach、Boss、Gafferという4つの異なる表現を紹介してきましたが、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。
まず、ManagerとHead coachはどちらかというとフォーマルな言い回しで、BossとGafferはよりカジュアルな言い回しです。
BossとGafferは一般的な英語かイギリス英語かという違いです。
一方で、ややこしいのがManagerとHead coachの違いです。
この点に関しては、イギリスのサッカー専門メディアFootball Londonがわかりやすい説明をしています。
"Most media organisations use both terms interchangeably when discussing the position however, there are some subtle differences. A head coach's role is focused solely on what happens on the pitch. Their job is to coach the players, pick the team, choose tactics etc. Meanwhile, a manager does that as well as having a more involved role in recruitment and other off-field matters which ultimately makes them more powerful inside the club."
”ほとんどのメディアは監督のポジションについて話すときにその二つの表現を同じ意味のものとして使っているが、いくつかの微妙な違いがある。Head coachの役割はピッチ上で起こることにのみ焦点が当たっている。彼らの仕事は選手を指導したり、チームを選んだり、戦術を選択したりすることだ。一方で、Managerはそれに加え、補強など他のピッチ外の事柄にもより関与し、クラブの内側からチームを強くする役割も持っている。"
つまり、監督がトレーニング中や試合での指揮権しか持っていない場合はHead coach、それに加えて移籍などクラブの運営にも関わる権利を与えられている場合にはManagerを用いるということですね。
そのため、正確にはそのクラブの方針によって監督の肩書がHead coachかManagerか変わるわけです。
しかし、記事にも書いてあるように、現地では両者はほぼ同じ意味を表す単語として使われているので、実際にはそこまで違いを意識する必要はありません。
今回紹介した4つどれでも正解ですし、全てよく出てくる表現なので、ぜひ皆さんも使ってみてください!
サッカー特化型オンライン英会話PlayOn!では、このようなサッカーに関する表現を実際の会話の中で使いながら、より深く実用的な英語を学ぶことができます。
詳しくはこちらをご覧ください!