ファブリツィオ・ロマーノから学ぶサッカー移籍用語①
更新日:10月12日
欧州サッカーの移籍情報専門家として活躍するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏。
様々なニュースが錯綜する移籍市場において、信憑性が非常に高い情報源として世界中のサッカーファンから絶大な信頼を得ています。
移籍が決定的となった際の決まり文句"HERE WE GO!"はあまりにも有名で、この文言を待ち望みにして日々彼のSNSをチェックしている方も多いのではないでしょうか?
しかしそんな彼の投稿も、英語が理解できなければ何の役にも立ちません。
そこで今回は、キリアン・エムバペがレアル・マドリードに移籍した際の投稿を題材に、ロマーノ氏が用いている英語を丁寧に解説していきます。
ここで様々な表現を覚えれば、最先端の移籍情報を英語でいち早く手にできるようになりますよ!
日本語訳
HERE WE GO! 契約がサインされ、キリアン・エムバペはレアル・マドリードに加入することが決定的になった。
レアル・マドリードは来週チャンピオンズ・リーグを優勝した後にエムバペとの新たな契約を発表する見通しだ。
全ての書類はサインされ、確定され、完了されている。
エムバペは2月に決断を下し、この巨大な移籍のための全てのステップを公式に完了した。
彼は新たなレアル・マドリードの選手だとみなされる。
歴史が作られた。
重要表現
|Set to
Be set to ~は「~することが決定的な」という意味の表現です。
全ての計画や手続きが「セット」されているイメージです。
Set to joinであれば「加入することが決定的な」、Set to announceであれば「発表することが決定的な」となります。
|Seal
Sealは「~を確定させる」という意味の単語です。
サッカーの移籍の文脈では、取引内容が確定したときに用いられます。
「~の封をする」という意味もあるので、封筒が糊付けされたときのようにもう後からは変えられないようなニュアンスがあります。
なお、投稿文の"signed, sealed, completed"は全てほぼ同じ意味のものとして使われています。
|Move
Moveはこの場合は名詞で「移籍」という意味になります。
他に「移籍」を表す表現としてはtransferがあります。
「~に移籍する」と言いたいときには、move to ~や文中にもでてきたjoin ~がよく使われます。
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