ファブリツィオ・ロマーノから学ぶサッカー移籍用語③
更新日:10月12日
欧州サッカーの移籍情報専門家として活躍するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏。
様々なニュースが錯綜する移籍市場において、信憑性が非常に高い情報源として世界中のサッカーファンから絶大な信頼を得ています。
移籍が決定的となった際の決まり文句"HERE WE GO!"はあまりにも有名で、この文言を待ち望みにして日々彼のSNSをチェックしている方も多いのではないでしょうか?
しかしそんな彼の投稿も、英語が理解できなければ何の役にも立ちません。
そこで今回は、伊藤洋輝がバイエルン・ミュンヘンに移籍した際の投稿を題材に、ロマーノ氏が用いている英語を丁寧に解説していきます。
ここで様々な表現を覚えれば、最先端の移籍情報を英語でいち早く手にできるようになりますよ!
日本語訳
HERE WE GO! バイエルンはシュツットガルトから伊藤洋輝を獲得するために3,000万ユーロの放出条項を行使した。
選手側とも5年契約で合意が取られている ーこのディフェンダーのための次のステップはメディカルテストだ。
バイエルンはCBとしてヨナサン・ターについても交渉を続けている。
この契約を1から10でどう評価する?
重要表現
|Trigger
Triggerは「~を行使する」、「~を発動させる」といった意味の単語です。
銃の引き金のこともTriggerと言うので、引き金を引くかのように契約内の条項を行使するというイメージです。
|€30m release clause
まず€30mは3,000万ユーロ(約50億円)という意味です。
mはmillionの略で、1 millionが100万なので30mは3,000万です。
ちなみに、1ユーロ170円だとすると€10mが17億円になるので、これを覚えておくと多くの場合の移籍金はすぐに日本円におおよそ計算できますよ。
Release clauseは「放出条項」、もしくは「リリース条項」と呼ばれます。
これは選手の契約内に設定されていることがある条項で、他クラブが一定金額を支払えばその選手の所属クラブは放出に同意しなければならないということを定めたものです。
|On a five year contract
Contractは「契約」という意味です。
「~年契約で」と言いたい場合にはOn a ~ year contractとなります。
なお、~の部分が複数であったとしても、~ yearが形容詞として使われる場合には~ yearsにはならないので注意しましょう。
|In talks
Talkは名詞として使われると「交渉」という意味を持つことがあります。
そのため、In talksは「交渉中で」という意味になります。
In talks for (選手名)で「(選手名)について交渉中で」、In talks with (クラブ名)で「(クラブ名)と交渉中で」となります。
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