マージサイドダービーを100倍面白くするチャント集
- Yuya
- 9月20日
- 読了時間: 6分

リバプール市の赤、リバプールFCと青のエヴァートンFCが対決するマージサイドダービー。
このダービーは街内、家族内、友人内に両者のファンが存在しているためフレンドリーダービーとも呼ばれている。
しかしピッチ上の選手たちは”フレンドリー”ではない。
PLで最もレッドカードが出ているという事実がこのダービーの熱狂さを物語っているであろう。
この記事を読んでマージサイドダービーを100倍楽しもう!
|ダービーの歴史
元々はエヴァートンFCがアンフィールドを本拠地としていましたが、クラブとスタジアム所有者の対立もより、エヴァートンはグディソンパークを建設し、これを本拠地とした。
その後、アンフィールドのオーナーにより、リバプールFCは設立、アンフィールドを本拠地とした。
このようなクラブ内政の背景もあり、ライバル関係に影響している。
二つの本拠地(下画像 クラブロゴの位置)
※エヴァートンFCは新スタジアムに移行し、現在は下画像の赤い四角のところにHill Dickinson Stadiumがあります。

|リバプールFCのチャント
Poor Scouser Tommy on the Kop
このチャントの背景は、第一次世界大戦の兵士の悲劇を歌った古いバラードに由来する。
しかし、その歌詞は1982年11月6日のマージーサイドダービーで起きた、ある歴史的な出来事によって完全にその意味を変えられた 。
この日、リバプールはグディソン・パークでエバートンに5-0で大勝し、伝説的ストライカーのイアン・ラッシュが驚異的な4得点を挙げた 。
この勝利を記念して、元々の感傷的な歌詞に、ダービーの勝利を祝う新たなヴァースが追加されたのである
【歌詞】
Let me tell you the story of a poor boy
Who was sent far away from his home
To fight for his king and his country
And also the old folks back home
So they put him in a highland division
Sent him off to a far foreign land
Where the flies swarm around in their thousands
And there's nothing to see but the sand
And the battle it started the next morning
Under the Libyan sun
I remember that poor Scouser Tommy
He was shot by an old nazi gun
As he lay on the battlefield dying
(dying, dying)
With the blood gushing out of his head
(Of his head)
As he lay on the battlefield dying
(dying, dying)
These were the last words he said
Oh, I am a Liverpudlian
And I come from the Spion Kop
I like to sing, and I like to shout
I go there quite a lot! (Every week!)
We support a team that plays in red
A team that we all know
A team that we call Liverpool
To glory we will go!
We won the league, we won the Cup
We've been to Europe too
We played the Toffees for a laugh
And left them feeling blue ! (Five-nil!)
One two
One two three
One two three four
Five nil!
Rush scored one
Rush scored two
Rush scored three
And Rush scored four
Na na na naa, na na naa!
Na na naa
All you need is Rush
All you need is Rush
All you need is Rush
Rush, Rush is all you need
【和訳】
貧しきスカウサー・トミーの物語を聞いてくれ
彼は故郷を遠く離れ
王と国のために戦うために送られた
そして故郷にいる年老いた両親のためにも
彼はハイランド師団に配属され
遠い異国の地へと送られた
そこには何千ものハエが群がり
見渡す限り砂ばかり
翌朝、リビアの太陽の下戦いは始まった
俺は覚えている、あの貧しきスカウサー・トミーが
古いナチスの銃に撃たれたことを
戦場に倒れ、死にゆく彼
(死にゆく、死にゆく)
頭から血を流しながら
(頭から)
戦場に倒れ、死にゆく彼
(死にゆく、死にゆく)
そして、彼は最後にこう言った——
「俺はリヴァプールっ子だ!」
「俺はスピオン・コップの一員!」
「歌うのが好きで、叫ぶのも好きだ!」
「そして、いつも試合に行く!(毎週な!)」
「俺たちは赤いユニフォームのチームを応援する」
「誰もが知ってるチームさ」
「俺たちはリヴァプールと呼ぶんだ」
「そして、栄光へと進むんだ!」
「俺たちはリーグを制し、カップを手にした」
「ヨーロッパにも行ったことがある!」
「エヴァートンとは冗談半分で試合をした」
「そして彼らを打ちのめした!(5-0!)」
「ワン・ツー」
「ワン・ツー・スリー」
「ワン・ツー・スリー・フォー」
「5-0!」
「ラッシュが1点!」
「ラッシュが2点!」
「ラッシュが3点!」
「ラッシュが4点!」
🎶 ナナナナ〜、ナナナ〜! 🎶🎶 ナナナ〜! 🎶
「お前に必要なのはラッシュだけ!」
「お前に必要なのはラッシュだけ!」
「お前に必要なのはラッシュだけ!」
「ラッシュ、ラッシュこそが全てだ!」
Blue and White Shite
直訳すると青と白のくそというこのチャントリバプールファンがはエヴァートンを嘲笑うためのチャントです。
【歌詞】Blue and White Shite, 'ello 'ello!
同じ歌の長いバージョンもあります!
【歌詞】
Oh Everton blue shite,
oh Everton blue,
why don't you win trophies like Liverpool do.
Oh Everton blue shite,
oh Everton blue...
【和訳】
ああ、エヴァートンの青いクソども
ああ、エヴァートンの青いやつら
どうしてリヴァプールみたいにトロフィーを獲れないんだ
ああ、エヴァートンの青いクソども
ああ、エヴァートンの青いやつら
|エヴァートンFCのチャント
Singing the Blues
このチャントは、エバートンが勝利し、同時にリバプールが敗北した時に歌われる、シンプルな歌詞の応援歌である 。
歌詞には「エバートンが勝ち、リバプールが負けるとき」に最も幸せを感じるという、ダービーのライバル関係における核心的な心理が凝縮されている 。
これは、エバートンファンにとっての喜びが、自分たちの勝利だけでなく、ライバルの失敗によってもたらされるという、一種の「共依存」の側面を明確に示している。
【歌詞】
"I've never felt more like singin' the Blues,
When Everton win and Liverpool lose,
Oh, Everton, you've got me singin' the Blues."
【和訳】
こんなにブルースを歌いたい気分になったことはない
エヴァートンが勝って、リヴァプールが負けるなんて
ああ、エヴァートン、君が僕にブルースを歌わせた
You lost the league, at Goodison Park
これは直近の出来事からできた曲で、2023年4月、エバートンはグディソン・パークでのダービーに2-0で勝利した。
この敗北は、リバプールのリーグタイトル獲得の可能性を事実上断ち切るものであり、
試合後、エバートンファンは「You lost the league, at Goodison Park(お前たちはグディソン・パークでリーグタイトルを失った)」と歌った。
【歌詞】
You lost the league at Goodison Park
【和訳】
お前たちはグディソン・パークでリーグタイトルを失った
このように、フットボールのダービーには歴史とファンの煽り合いが欠かせません。
好きなチームのチャントを覚えてダービーを熱く応援しましょう!!
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