プレミアリーグ最凶のダービーマッチ、ニューカッスルVSサンダーランドのタインウェアダービー、イングランド北東が荒れる日
- T. Arran
- 12月9日
- 読了時間: 5分

プレミアリーグの数あるダービーマッチの中でも最も狂っているダービーと言えばこのニューカッスルVSサンダーランドのタインウェアダービーだろう。
歴史的背景をもとに対立するこのダービーがある日には街中が荒れ、暴力事件も多発、警察も警備を厳重にするほどだ。
このダービーには、このダービーでしか歌われない相手への憎しみが詰まったチャントが何個かある。それらも和訳とともに紹介。
今回は2チームの対立を歴史、チャントの二つで紹介していく。
|ダービーの歴史
この2チームによる対立、因縁は最近始まったことではない。
このダービーは16世紀から始まっていたのだ。
ニューカッスル・アポン・タインとサンダーランドという2つの町は16世紀に国王が石油産業の特権をニューカッスル側に与えたことを皮切りにそれぞれが利権を奪い合い、さらには軍事衝突にまで発展し、対立を深めていった。
こんな歴史をもった2チームがサッカーで対決するとなったらどんな試合になるかは想像がつくだろう。
イングランド、そしてニューカッスルの英雄アラン・シアラーは引退を表明して間もなくのこの試合で相手のハードタックルにより靭帯断裂という大けがを負い、そのまま引退を余儀なくされるという苦い経験をしている。
これがニューカッスルVSサンダーランドのタインウェアダービーなのである。
(情報はWikipediaのよるもの)
|ニューカッスル側のチャント
1.Could of been born a Mackem
Mackem はサンダーランドの人、住民,サンダーランドのファンを指す言葉。
このチャントでは、自分の身にどんなに悪いことが起こっても、Mackem(サンダーランド人)として生まれるよりはまだましだと歌い、サンダーランド、サンダーランドの人々をけなしている。日本では禁止されそうなほどかなり刺激の強いチャントとなっている、、、ここでは1番だけ和訳していく。
【歌詞】(和訳)
Well, my mother died when I was only 2 years old
俺の母は俺がまだ2歳のときに死んだ
Father ran off to sea with a bloke am told
父は男と一緒に海に逃げたと聞いた
My sister is a prostitute
俺の妹は売春婦だ
My brother is doing life in jail
兄はろうやで人生を過ごしている
Still it could of been worse, a(I) could of been born a Mackem
それでももっとひどいことになっていたかもしれない、マッケム(サンダーランド人)として生まれていたかもしれない
歌詞と曲調の差がさすがイギリスと言ったところ。
2.Mackem's are Shite
次に紹介するこのチャントもかなり刺激の強いものとなっている。
こちらはニューカッスルファンだからサンダーランドを嫌うのは理解して欲しいと言った後にひたすらサンダーランドの選手、監督、そしてスタジアムまでもけなすというチャントである。こちらも1番だけ和訳していく。
【歌詞】(和訳)
See AI(I) will
分かるだろ俺は
Always love my Newcastle
いつでも俺のニューカスルが大好きだ
We are the TOON* & Newcastle Rule *Town がニューカッスルの訛りで変化したもの、ニューカッスル・ユナイテッドを指す
俺たちがトゥーンでニューカッスルルールだ
United in black & white
黒と白のユナイテッド
So you got to understand
だからお前たちは理解しないといけない
We hate Sunderland
俺たちはサンダーランドが大嫌いだ
AI(I'll) never be a Mackem & I hate them all
俺は絶対にマッケムなんかにならない、そしてそいつら全員大嫌いだ
Fu*k Mick McCarthy
クソくらえミック・マッカ―フィー
& Fu*k Gary Breen
そしてクソくらえギャリー・ブリーン
Captain of a shit football team
クソなサッカーチームのキャプテン
Fu*k the man that they call Peter Reid
やつらがピーター・リードと呼ぶやつもクソくらえ
Everyone sung about his monkeys(monkey's) heed(head)
みんながあいつのサルみたいな頭について歌った
|サンダーランド側のチャント
1.If you Hate Newcastle clap your Hands
これはサンダーランド側が、ニューカッスルが嫌いなら手を叩けとひたすら繰り返すチャント。ニューカッスル側のチャントと比べると刺激が弱いものとなっている。mags(マグズ)はニューカッスルの人々、ニューカッスルファンを指す言葉である。
【歌詞】(和訳)
If you hate Newcastle clap your hands 👏👏
ニューカッスルが大嫌いなら手叩け👏👏
If you hate Newcastle clap your hands 👏👏
ニューカッスルが大嫌いなら手叩け👏👏
If you hate Newcastle,
ニューカッスルが大嫌いなら
(If you )Hate Newcastle,
ニューカッスルが大嫌いなら
(If you)Hate Newcastle clap your hands 👏👏
ニューカッスルが大嫌いなら手叩け👏👏
Singing aye aye yippi, yippi aye, (fu*k the mags!!)
歌を歌いながら(クソくらえマグズ!!)
Singing aye aye yippi, yippi aye, (fu*k the mags!!)
歌を歌いながら(クソくらえマグズ!!)
Singing aye aye yippi,
歌を歌いながら
Aye aye yippi,
アイアイイッピー
Aye aye yippi, yippi aye
アイアイイッピーイッピーアイ
2.I don't care about Geordies
これは最近のチャント。
俺はお前たちに用がないと、ニューカッスル側を突き放すようなチャントになっている。
【歌詞】(和訳)
I don't care about Geordies
俺はジョーディーなんぞどうでもいい
They don't care about me
奴らも俺なんてどうでもいい
All I care about
俺が唯一気にするのは
Is Regis Le Bris
レジス・ル・ブリだ *サンダーランドの監督
ネットにあったチャントはこれくらいだが現地ではお互いをけなすようなチャントが何曲も歌われているだろう。この2チームがプレミアリーグにいる限りはこのダービーは見逃せない。ダービーではどんな試合が繰り広げられるのか、要注目だ。
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